通常のノーマルタイヤで雪道等を走ることは、ほとんど自殺行為です。そのため、必ずチェーンやスノータイヤなどが必要になります。さて、スノータイヤの中のスタッドレスタイヤはなぜ、滑らないのかと言うと3つの大きなポイントがあります。まず、1つ目がタイヤのゴムの柔らかさです。ノーマルタイヤは基本的にオフロードを走るために設計されているのでゴムが硬いですが、こちらは柔らかくなっており雪を弾きやすくするとともに、接地面を増やして摩擦力を上げようとしています。2つ目の違いとしてノーマルタイヤとでは溝の形や深さが違ってきます。ノーマルタイヤは雨水を弾く程度を想定して作られているので、溝の数も少なく、深さもさほど深くありませんが、こちらはより複雑により深く溝が刻まれています。これは雪は水と違って吐き出しにくいため、前述したゴムの柔らかさと相まって雪をかきだしてくれます。最後に3つ目としてタイヤに刻まれているパターンと呼ばれるものの性能について解説していきます。ノーマルタイヤは極端に言えば溝があるだけのツルツルのタイヤですが、こちらはパターンと呼ばられるギザギザの小さな溝が付いています。このパターンが氷の上でブレーキを踏んだ際、ギザギザどうしが縮こまるようになるため、消しゴムで机をなぞったような感じで摩擦力を上げる効果があります。また、これら代表的な3つ以外にもミクロサイズの突起が付いていたり、雪の水分を吸収することで滑りを抑える物もあるなど、各社で色々な特徴があります。しかし、チェーンやスパイクタイヤのように引っ掛けて滑らないようにするものではないため、滑る時は滑るので慎重な運転を心掛けましょう。